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デイサービスに行かせるコツは?嫌がる親への現実的な対応方法を解説

「何度すすめても嫌がる」「当日の朝になると拒否する」「無理に行かせていいのかわからない」デイサービスを利用してほしいものの、うまく進まず悩んでいませんか?

実際の介護現場でも、デイサービスへの拒否は非常によくある悩みです。

特に親世代では

  • 「自分はまだ大丈夫」
  • 「知らない場所へ行きたくない」
  • 「介護される人と思われたくない」

など、さまざまな理由から強く抵抗することがあります。

この記事では、デイサービスを嫌がる親に対して、実際の現場でもよく行われている“現実的な関わり方”や“行ってもらうためのコツ”を解説します。

目次

デイサービスを嫌がるのは珍しいことではない

介護をしていると、「どうしてこんなに嫌がるのだろう」と悩んでしまうことがあります。

ですが実際には、デイサービスに最初から喜んで行く人の方が少ないことが通常です。

たとえどんな人でも「知らない場所にいく不安」「他人と過ごすストレス」は感じるものです。

さらに「”介護される側”になる体験」「プライド」「環境変化への不安」などが加わり、抵抗感が強くなるのは自然なことです。

また、介護する家族が疲弊しているほど「なんとか行ってほしい」という焦りから押し付けが強くなるため、本人との関係が悪化しやすくなることもあります。

実際の現場でも、“説得しようとするほど拒否が強くなる”ケースは少なくありません。

まずは、「嫌がること自体が自然なことである」と理解しておくことが大切です。

デイサービスへ行ってもらうには“安心感”を作ることが重要

無理に説得したり、正論で押し切ろうとすると、かえって拒否が強くなることがあります。

大切なのは、「介護サービスを受けさせる」ではなく、“本人が不安なく動ける状態を作る”という視点です。

実際の現場でも、

・目的を変えて声かけする
・小さく始める
・事業所側と連携する

など、“拒否を減らす工夫”で利用につながるケースは少なくありません。

最初から「デイサービス」と強く言いすぎない

「介護サービスだから行って」「みんな利用してるから」と正面から説得すると、抵抗感が強くなる方もいます。

特に、プライドが高い方や“自分はまだ元気”と思っている方に対しては、介護サービスという響きがネガティブに響く可能性があります。

介護する家族側の心配と本人の困っていることをすり合わせて、目的に合った内容ですすめるのが大切です。

例えば

  • 運動不足の自覚があり、足腰が不安⇒体力維持のための運動に行こう
  • 家のお風呂に入るのが不安⇒お風呂にしっかり入りに行こう
  • 一人の時間が退屈⇒お話したり、レクリエーションができる場所に行こう

など、“介護感”を薄めた声かけの方が受け入れやすいケースもあります。

家族の休息のためにも、デイサービスを代表として通所系サービスの利用はとても有効です。

事業所により様々なタイプがあるため、漠然と「デイサービスに行って」と進める前に、周りにどんな事業所があるかを地域包括支援センターやケアマネジャーに確認すると安心です。

最初の利用ハードルを下げる

最初から「週3回」「1日利用」「長時間利用」などにすると、本人の負担感が強くなることがあります。

実際には

  • 半日利用
  • 短時間利用
  • まずは見学
  • お風呂利用のみ

など、“小さく始める”方がうまくいきやすいケースも多くあります。

最初の印象が悪いと、その後さらに拒否が強くなることもあるため、ハードルを下げた利用に柔軟に対応してくれる事業を選ぶことが重要です。

家族だけで抱え込まない

デイサービス拒否では、「家族 vs 本人」の構図になりやすくなりますが、利用定着のためには関わる専門家たちの働きがとても重要になります。

  • ケアマネジャー
  • デイサービス職員
  • 主治医
  • 地域包括支援センター

など、適宜情報共有し、共通認識で対応してもらうことがとても重要です。

“家族の言葉は拒否するが他人の提案なら受け入れる”ケースも少なくありませんし、行く前はすごく嫌がっていた方が、行ってみたら「すごくよかったよ」と180度印象が変わってしまう事も少なくありません。

事業所で新しい利用者をしっかりと特別扱いしてくれるだけで、不安は大きく減少します。

他にも、家族がいくら言っても聞かなかった方が「先生に言われたから・・・」と主治医の意見で気持ちが変わることも良く聞くケースです。

そんなわけで、家族だけで何とかしようとしすぎないことも大切です。

介護する側が限界になる前から使う

デイサービス利用は、「本人のため」だけではありません。

実際には「家族が休む時間を作る」「介護疲れを減らす」「在宅介護を長く続ける」ためにも重要な役割があります。

今現在の必要性がそこまで高くないとしても、予防的な視点や介護サービスに慣れておくという視点で、利用をすすめておくことが重要です。

本人の反応や家族に状況についても、使ってみないとわからないことは数多くあります。

在宅介護を長い目で続けていくためにも、利用に慣れていくという視点も大切です。

よくある質問

デイサービスを嫌がる親に無理やり行ってもらってもいいですか?

ケースによります。

強い拒否が続く場合は、無理に押し切ることでさらに関係悪化につながることもあります。

一方で、利用後に本人の印象ががらりと好転するケースや、徐々に慣れて落ち着くケースもあるため、ケアマネジャーや事業所と相談し情報共有しながら進めることが大切です。

デイサービスを嫌がるのは認知症の影響ですか?

認知症の影響で不安感や環境変化への抵抗が強くなることはあります。

ただし、認知症がなくても、

  • プライド
  • 不安
  • 人付き合いへの苦手意識

などから拒否する方も少なくありません。

家族が疲れてしまっています。どうしたらいいですか?

まずは一人で抱え込みすぎないことが重要です。

デイサービス以外にも、

  • ショートステイ
  • 訪問介護
  • 配食サービス

などを組み合わせることで負担を減らせる場合があります。

介護する側が限界になる前に、周囲へ相談することも大切です

まとめ

デイサービスを嫌がるのは珍しいことではありません。

特に高齢者にとっては「環境変化への不安」「プライド」「介護される側になる抵抗感」などから、強い拒否が出ることもあります。

そのため、無理に説得するよりも、

  • 不安を減らす
  • 小さく始める
  • 第3者を入れる
  • 家族だけで抱え込まない

といった視点が重要です。

また、デイサービス利用は“本人のため”だけではなく、“家族が壊れないため”にも大切な支援です。

介護を一人で抱え込みすぎず、周囲の力を借りながら進めていくことも大切です。

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この記事を書いた人

理学療法士として病院・訪問リハビリ・介護保険分野などで20年以上現場に関わってきました。現在は介護施設の運営支援や現場改善にも携わっています。実際の現場では、介護疲れや家族関係、仕事との両立など、多くの悩みや葛藤を見てきました。このサイトでは、“理想論だけでは続かない介護”を前提に、一人で抱え込みすぎず、少しでもラクに続けるための現実的な情報を、現場経験をもとに発信しています。

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