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要介護認定の結果に納得できないときはどうする?現場経験から対処法を解説

要介護認定の結果を見て、「思っていたより介護度が低い」と感じる方は少なくありません。

「この介護量で要支援なの?」
「必要なサービスが受けられないのでは?」

このような不安を抱えるご家族を、私は理学療法士として、また介護施設の管理者として数多く見てきました。

結論から言うと、要介護認定の結果に納得できない場合でも、状況に応じて相談や見直しを検討できます。大切なのは、一人で悩まず、正しい手順で動くことです。

目次

要介護認定は病気の重さだけで決まるわけではない

「認知症があるから要介護3になる」
「歩けないから要介護4になる」

このように考えがちですが、実際の認定はそう単純ではありません。

認定では、認定調査の内容や主治医意見書などをもとに、日常生活でどれだけ介護が必要かを総合的に判断します。

そのため、ご家族が感じている負担と認定結果に差が生じることがあります。

納得できないときにまず相談したい相手

最初に相談したいのは、担当のケアマネジャーです。

まだ担当者が決まっていない場合は、地域包括支援センターや市区町村の介護保険窓口へ相談しましょう。

現場でも、「まず状況を整理してから次の対応を考えましょう」とお伝えすることが多くありました。

焦って再申請を考えるよりも、現在の状態が認定結果にどのように反映されたのかを確認することが重要です。

状態が変わった場合は区分変更申請も検討できる

認定後に心身の状態が変化した場合は、区分変更申請を行えることがあります。

例えば、

  • 転倒が増えた
  • 食事や排泄に介助が必要になった
  • 認知症が進み見守りが欠かせなくなった

このような変化があれば、現在の状態に合った認定を受けられる可能性があります。

現場経験から伝えたいこと

私が支援してきたご家族の中にも、「認定結果がおかしい」と感じていた方がいました。

詳しく話を伺うと、調査当日は本人が普段より元気だったり、ご家族が介助内容を十分に伝えられていなかったりするケースもありました。

一方で、その後の生活状況を整理して相談し、必要なサービスにつながったケースもあります。

認定結果だけに目を向けるのではなく、「今の生活で何に困っているのか」を具体的に伝えることが、適切な支援につながる第一歩です。

よくある質問(FAQ)

要介護認定の結果に納得できない場合は、すぐに再申請できますか?

認定結果に疑問がある場合は、まず担当のケアマネジャーや地域包括支援センター、市区町村の介護保険窓口へ相談しましょう。

認定後に心身の状態が変化している場合は、「区分変更申請」ができることがあります。まずは現在の状況を整理し、どの手続きが適切か確認することが大切です。

要介護認定は何を基準に決まるのですか?

要介護認定は、病名だけで決まるものではありません。

認定調査の結果や主治医意見書などをもとに、日常生活でどの程度の介護が必要かを総合的に判定して決まります。

認定調査の日だけ調子が良かった場合はどうなりますか?

調査当日に普段より調子が良いと、実際の介護負担が十分に伝わらないことがあります。

そのため、普段の生活で困っていることや介助が必要な場面を具体的に記録し、調査時や相談時に伝えることが重要です。

区分変更申請をすると介護度が下がることもありますか?

はい、あります。

区分変更申請では現在の状態を改めて審査するため、介護度が上がる場合もあれば、下がる場合や変わらない場合もあります。申請前にケアマネジャーへ相談し、現在の状況を整理したうえで判断することをおすすめします。

相談先が分からない場合はどうすればいいですか?

担当のケアマネジャーがいる場合は、まず相談しましょう。

まだ担当者がいない場合は、お住まいの地域包括支援センターや市区町村の介護保険窓口が相談先になります。一人で悩まず、早めに専門職へ相談することが大切です。

まとめ

要介護認定の結果に納得できないと感じても、すぐに諦める必要はありません。

まずは担当のケアマネジャーや地域包括支援センターへ相談し、現在の生活状況を整理しましょう。

介護保険は、ご本人とご家族の生活を支えるための制度です。不安を一人で抱え込まず、必要な支援につなげることが大切です。

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この記事を書いた人

リハビリ専門職として病院・訪問リハビリ・介護保険分野などで20年以上現場に関わってきました。現在は介護施設の運営支援や現場改善にも携わっています。実際の現場では、介護疲れや家族関係、仕事との両立など、多くの悩みや葛藤を見てきました。このサイトでは、“理想論だけでは続かない介護”を前提に、一人で抱え込みすぎず、少しでもラクに続けるための現実的な情報を、現場経験をもとに発信しています。

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