兄弟がお金を出してくれず介護費用を一人で抱えていませんか?
「親の介護費用を自分だけが負担している」
「兄弟に相談してもお金を出してくれない」
「介護そのものより兄弟との関係がつらい」
介護が始まると、多くの家庭でお金の問題が出てきます。
実際の介護現場でも、
- オムツ代
- デイサービス利用料
- 通院交通費
- 福祉用具レンタル費
- 施設入所費
などを一人の家族が抱えているケースは少なくありません。
介護は長期戦です。
だからこそ大切なのは、
「誰が悪いか」ではなく「どう負担するか」を早めに決めることです。
この記事では、兄弟がお金を出してくれない時に考えたいポイントを整理します。
兄弟とのお金の問題は介護でよく起きる

介護費用で揉める家族は珍しくありません。
むしろ、
- 自分だけが通院に付き添う
- 自分だけが実家に通う
- 自分だけがお金を出している
という状況になりやすいからです。
すると、
「兄弟は何もしない」
「私ばかり損をしている」
という気持ちが積み重なります。
一方で兄弟側は、
- 頼まれていない
- どれくらいお金がかかっているかわからない
- 親のお金で足りていると思っていた
と考えていることもあります。
つまり、
お金の問題のようで、実は情報共有不足が原因になっていることも多いのです。
兄弟が介護費用を出してくれない時に考えたいこと

介護費用で揉めそうな時は、
「誰がいくら払うか」ではなく、まず「何にいくらかかっているか」を見える化することが大切です。
感情で話し合うほど対立しやすくなります。
先に数字を整理し、その後に役割分担を決めましょう。
まず介護にかかるお金を整理する
最初にやるべきことは、
介護費用一覧表を作ることです。
例えば次のように整理します。
| 項目 | 月額目安 |
|---|---|
| デイサービス | ○円 |
| オムツ代 | ○円 |
| 通院交通費 | ○円 |
| 福祉用具 | ○円 |
| その他 | ○円 |
兄弟に相談する時も、
「大変だから払って」
より、
「毎月これだけかかっている」
の方が話し合いやすくなります。
基本は親のお金を優先して使う
介護費用は、
まず親本人の資産や年金から支払うのが基本です。
確認しておきたい項目は次の通りです。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 年金 | 毎月の収入 |
| 預貯金 | 現在の残高 |
| 保険 | 解約返戻金や給付金 |
| 不動産 | 売却や活用可能性 |
意外と、
「親のお金で十分まかなえる」
ケースもあります。
逆に情報を知らないまま家族がお金を出していることもあります。
お金だけでなく役割分担も考える
兄弟全員が同じ金額を出せるとは限りません。
例えば、
| 兄弟 | 主な負担 |
|---|---|
| 長男 | 通院付き添い |
| 長女 | 手続き対応 |
| 次男 | 費用負担 |
| 三女 | 買い物支援 |
という形でも構いません。
介護は、
お金だけでなく時間や労力も負担です。
負担全体で考える方が現実的です。
感情的になる前に話し合いの場を作る
介護が長引くほど、
「今さら言えない」
状態になります。
できれば早い段階で、
- 現在の費用
- 今後予想される費用
- 誰が何を担当するか
を話し合いましょう。
LINEグループやオンライン会議でも十分です。
大切なのは、
不満が爆発する前に共有することです。
話し合いが難しい時は第三者を入れる
兄弟だけでは感情的になる場合があります。
そんな時は、
- ケアマネジャー
- 地域包括支援センター
- 親族会議
- 成年後見制度の相談窓口
など第三者を活用しましょう。
当事者だけで解決しようとすると、関係が悪化することがあります。
介護サービスを使い負担そのものを減らす
介護費用の問題は、
介護量が増えるほど大きくなります。
例えば、
- デイサービス
- ショートステイ
- 訪問介護
- 福祉用具レンタル
を利用すると、
家族の負担を減らせます。
結果的に兄弟間のトラブル予防にもつながります。
介護サービスの活用については、まず介護保険の仕組みを理解することが大切です。
兄弟のお金の負担でよくある質問

兄弟に介護費用を払う義務はありますか?
法律上は状況によります。
ただし実際は家族ごとの話し合いで決めるケースが多く、必ず均等負担になるわけではありません。
一人だけが負担していて納得できません
まずは負担額を見える化しましょう。
現場においても「知らなかった」というのが要因になっているケースが多くあります。
感情ではなく数字で共有すると話し合いが進みやすくなります。
兄弟が話し合いに応じません
家族だけで解決しようとすると、感情的になって話し合いが進まないことがあります。
そんな時は、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談してみましょう。
間を取り持ってくれるわけではありませんが、
- 利用できる介護サービス
- 介護費用を抑える方法
- 主介護者の負担を減らす方法
などを一緒に考えてくれます。
兄弟との話し合いが難しい場合でも、介護の負担そのものを軽くできる可能性があります。
一人で抱え込まず、まずは相談してみましょう。
親のお金がなくなったらどうなりますか?
高額介護サービス費制度や介護保険サービスなど利用できる制度があります。
まずはケアマネジャーや市区町村窓口に相談しましょう。
介護費用の問題は早めの話し合いが大切
兄弟が介護のお金を出してくれない時、
一番避けたいのは感情だけで話し合うことです。
まずは、
- 介護費用を見える化する
- 親の資産を確認する
- 役割分担を整理する
- 早めに話し合う
- 必要なら第三者に相談する
この順番で考えると、トラブルを減らしやすくなります。
介護は長く続くことがあります。
だからこそ、一人が我慢して抱え込む形は続きません。
兄弟との関係そのものに悩んでいる場合は、
「家族が介護に協力してくれない…一人で抱え込まないためにできること」
の記事も参考にしてください。
介護は一人で背負うものではありません。
困った時はケアマネジャーや地域包括支援センターにも相談しながら、少しずつ負担を分けていきましょう。

コメント