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デイサービスの選び方|“困りごと”で選ぶのが失敗しにくい

「デイサービスって結局どこを選べばいいの?」
「パンフレットを見ても違いがわからない」
「リハビリ型?認知症対応型?何が違うの?」

初めてデイサービスを探すと、多くの方がこのように悩みます。

実はデイサービスは施設ごとに特徴がかなり違います。

事業所を選ぶうえでの最も大切なポイントは「人気があるか」ではなく、“今どんなことで困っているか”から考えることです。

この記事では、家族介護でよくある困りごとをもとに、どんなタイプのデイサービスが合いやすいのかをわかりやすく解説します。

目次

デイサービス選びは「困りごと」から考えると失敗しにくい

デイサービスにはさまざまな種類があります。

  • リハビリ中心
  • 入浴支援中心
  • 認知症ケア特化
  • レクリエーション中心
  • 短時間型
  • 1日型 など

そのため、「評判が良いから」「近いから」だけで選ぶと、本人や家族の悩みに合わないことも少なくありません。

まずは

  • 何に困っているのか
  • 何を改善したいのか
  • 家族として何をラクにしたいのか

を整理することが大切です。

困りごと別|向いているデイサービス早見表

困りごととそれに対応したデイサービスの種類を紹介します。

困りごと向いているデイサービス
歩く力を強化もしくは維持したい機能訓練型・リハビリ型
しっかりお風呂に入る、きれいに洗いたい入浴対応型
家に閉じこもっている交流・レクリエーション型
認知症が心配認知症対応型
家族の介護負担が大きい。離れる時間が欲しい。1日型・お泊まり対応型
長時間利用だと疲れてしまう半日型・短時間型
男性で集団活動を嫌がる男性利用者が多い施設・短時間型
医療的な不安がある看護師配置が厚い医療対応型

複数の機能を抱えるデイサービスも多いため、ケアマネジャーさんにどんな目的で使いたいかをはっきりと伝えることが重要です。

デイサービスの主なタイプも紹介します。

デイサービスの主なタイプ

一覧表でも見ましたが、デイサービス(通所介護)には様々な特徴があります。

1日型デイサービス

朝から夕方まで利用する、もっとも一般的なタイプです。

食事・入浴・レクリエーション・運動などを1日(6時間~8時間程度)通して行います。

家族の介護負担軽減(レスパイト)にもつながりやすく、「まずは一般的なデイを利用したい」という方に向いています。


半日型・短時間型デイサービス

2〜4時間程度の短時間利用が中心です。

午前中だけや午後だけなど、短い時間の利用を希望する方に適しています。

このタイプは運動やリハビリに特化している施設も多く、

  • 長時間は疲れる
  • 運動だけしたい
  • デイっぽい雰囲気が苦手
  • 初めての利用で不安がある

という方にも利用しやすい特徴があります。

機能訓練型・リハビリ型デイサービス

歩行練習や筋力トレーニングなど、“身体機能維持”を目的としたタイプです。

筋力や持久力の維持や強化を目的としており、筋力訓練用のマシーンや皆で取り組める集団体操などのメニューがそろっています。

事業所によっては、リハビリの専門職である理学療法士・作業療法士をそろえている場所もあります。

「歩けなくなってほしくない」「転倒を減らしたい」という家族に選ばれやすいタイプです。

入浴対応型デイサービス

入浴支援に力を入れているタイプです。

介護では「転倒が怖い」「きれいに洗えない」「介護するにはお風呂が狭い」などの理由から、自宅でのお風呂が大きな負担になりやすく、お風呂を目的にデイを利用されるかたが多いです。

複数人でお風呂に入るのが嫌という方のために、個浴(一人用)などを用意している施設もあります。

認知症対応型デイサービス

認知症ケアに特化した少人数型のデイサービスです。

一般的なデイサービスが合わなかった方でも、落ち着いて過ごせることがあります。

スタッフも認知症対応に慣れていることが多く、

  • 不安が強い
  • 大人数が苦手
  • 混乱しやすい

という方に向いています。

お泊まり対応型デイサービス

デイサービスによっては宿泊対応を行っている施設もあります。

介護者が体調を崩したときや、家族が休息を取りたいときなどに利用されることがあります。

介護負担が重くなってきた家庭では、選択肢として知っておくと安心です。

その他コンセプト系

特殊なコンセプトを掲げて運営している事業所もあります。

例えば「自己選択・自己決定」を大切なコンセプトとして、そこで1日過ごすスケジュールやメニューを自分で選択するようなシステムのデイサービスがあります。

一般的なデイサービスに比べ、選択できる活動が非常に豊富な点が特徴です。

他には、ギャンブル系を多く取り入れている事業所もあります。

スロットマシンや麻雀など、ギャンブル要素を多く取り入れている事象所です。

コンセプト系は、基本的なデイサービス機能を備えつつも、選択肢としてはよりとがった内容となっているタイプです。

やりたいものが明確な方にマッチするタイプです。

「人気」より“本人との相性”が大切

デイサービス選びでは、「評判が良い施設=合う施設」とは限りません。

実際には、

  • にぎやかな場所が好きか
  • 静かな環境が好きか
  • 運動が好きか
  • 会話が好きか

など、本人の性格との相性がかなり重要です。

また、パンフレットだけでは雰囲気はわかりません。

できれば、

  • 見学
  • 体験利用
  • スタッフの雰囲気確認

まで行うと失敗しにくくなります。

よくある質問

デイサービスは途中で変更できますか?

可能です。

実際には、「合わなかった」「本人が嫌がる」などで変更するケースも珍しくありません。

最初から完璧を目指しすぎず、“試してみる”感覚も大切です。

本人がデイサービスを嫌がる場合はどうしたらいいですか?

無理に説得し続けると、かえって拒否が強くなることがあります。

まずは、

  • 短時間利用
  • 見学だけ
  • 好きな活動がある施設

など、ハードルを下げる方法が有効なこともあります。

リハビリ型なら必ず専門的な訓練が受けられますか?

施設によってかなり違います。

  • 個別訓練があるか
  • 機能訓練はどんな内容で、誰が担当しているか
  • 集団体操中心か

など事前確認がおすすめです。

リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士)のしっかりとした関わり(適切な運動の見極めや自宅での過ごし方を含めた環境の助言など)を希望する場合は、デイケア(通所リハビリテーション)がおすすめです。

まとめ

デイサービス選びで大切なのは、「どこが人気か」より、“何に困っているか”から考えることです。

  • 歩行
  • 入浴
  • 認知症
  • 閉じこもり
  • 家族負担

など、困りごとによって向いているデイサービスは変わります。

また、実際には“相性”もかなり重要です。

パンフレットだけで決めず、見学や体験利用を通して、「本人が無理なく過ごせそうか」を確認していくことが、失敗しにくいデイサービス選びにつながります。

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この記事を書いた人

理学療法士として病院・訪問リハビリ・介護保険分野などで20年以上現場に関わってきました。現在は介護施設の運営支援や現場改善にも携わっています。実際の現場では、介護疲れや家族関係、仕事との両立など、多くの悩みや葛藤を見てきました。このサイトでは、“理想論だけでは続かない介護”を前提に、一人で抱え込みすぎず、少しでもラクに続けるための現実的な情報を、現場経験をもとに発信しています。

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